2016年4月24日の日記

▼数日前に『ストーナー』を読み終えて、別館(の方が先にできているのだが)に感想を書き記しておいた。文脈上そぐわなかったのでそこで言わなかったことがあって、それは大学という「場所」はとても良いものだということである。物語の中でとても丁寧に描かれていたのだが、そこには学びと緑があるのだ。それらは僕が今欲しているものだ。学生諸子にはぜひ学びの楽しさに身を投じてほしいものである。
 
 

はじめての短歌

はじめての短歌


▼この本で言われている「生きる」ことが人生で、「生きのびること」が生活だと思う。社会的であることと反社会的であることの関係性と同様に、生きることと生きのびることも非対称だ。僕は今どこにいるのだろうかと考える。ちょうど両者が混ざり合ったところで息苦しく暮らしているに違いない。どちらかにつきぬけることができれば、楽になるとまでは思わないが、少なくともいまよりももう少しよく「見える」ような気がする。見えることと見ようとすることのどちらが大切なのだろうかという話にはなるのだが。