2016年5月13日の日記
▼忙しく働いた。こんなに天気が良いのに…。やはり働きながら自分の、自分自身のための関心事について勉強を続けるというのは本当に大変だと感じる。何とかして時間を捻出しなければ。
▼保坂センセイの『プレーンソング』を読み終える。
- 作者: 保坂和志
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2000/05
- メディア: 文庫
- 購入: 3人 クリック: 79回
- この商品を含むブログ (181件) を見る
何も起こらない話。何も起こらないというのは本当に良い。そういうとき、時間は流れていないようにも思えるし、逆に、だからこそ流れているのだということをはっきり認識できるというようにも思えるのであった。そして、
振り向いた子猫はとびきり可愛い。うっかり動作を中断してしまったその瞬間の子猫の頭のカラッポがそのまま顔と何よりも真ん丸の瞳にあらわれてしまい、世界もつられてうっかり時間の流れるのを忘れてしまったようになる。(p.34)
というのがあって、僕は瞬間とは時間の流れが止まったところにあるのか、それとも流れるのを忘れてしまったところにあるのか、はたまた時間とは関係のないところにあるのかというようなことを考えるのだった。