重ねられた生活 20170715~0721

0715(Sat)

その昔、擬人化されたうさぎがIC定期のタッチが甘くて改札でバチコーンと扉を閉められ(><)←こういう顔になってる啓発ポスターを見て泣きそうになる、みたいな話をした記憶がある。最近そのあたりの琴線が先鋭化してきている。例えば「ドアに指を引き込まれて怪我をし、涙を流すクマのイラストでグッとくる」まではまあわかるんだけど、「電鉄会社のキャラクターが視界に入るだけで切なさがこみ上げる」までくるとさすがに…。なんなんだこれは。そのうちポプテピピックみたいなイラストやあるいは逆に無機質なピクトグラムとかでもウルウルしてしまうのではないかと不安になっている。それは社会生活を送るうえで好ましくない…。
 
 
人の通るところに巣を作ってはいけません! >クモ
 
 

0716(Sun)

仕事のストレスがすごかったのもあるけれど、なんだか無性にイライラと憂鬱さがやってきた。ガラガラの終電に揺られながら活字と窓の向こうを交互に追いかける。
 
久しぶりに衝動に基づいた行動をとりそうになってしまった。こういうときに避けるべきは決断で、落ち着くまでなんとかやり過ごして適応していくべきなのだ。それでも…最近思うのはこうやって小さなベターを積み重ねて行っても残された時間を考えたらロクなところにたどり着かないのではないかということなのだった。ベストかワーストか。そういう決断をしてもいいのではないか。でもこの前のそれはびっくりするくらいのワーストだったもんな…という逡巡。でもどうせベターの積み重ねで抗ってもワースとワーストとの波状攻撃でぐったりだもの。ね。
 
 

0717(Mon)

今日もストレスすごい。悪いことしそう。
 
 

0718(Tue)

ピーターラビットが視界に入って、なぜか涙腺に…の終電。
 
仕事というか職場に対する不満について、それそのものを吐き出したわけでなくても、自分が今考えていることの一端を少し出しただけでも多少心が軽くなった。今は新しい場所で立場を1から作っている段階だから、これくらいの抵抗でなんとかやっていくしかない。体のいいガス抜きのようなもので自分を納得させていることも、それが一定の作用を見せていることもなんだか悲しい。
 
志願理由書などの「集めればよい」以外の書類の準備を始めた。いよいよである。
 
 

0719(Wed)

僕の決断を間接的に後押しした若者(その人はそのことに気付いてすらいないだろう)がチームを離れるというので、贈り物をする。学びというものを尊く思う気持ちが日増しに強くなっている。学びが手段となるような環境で食い扶持を稼ぎながら、学びそのものが目的となることが許される、そんな世界を夢見ている。
 
終電でひどい折れ曲がり方をしながら眠っている人を見かけることが多くなってきた。酔っ払いも心なしか増えている気がする。
 

0720(Thu)

日中、若者にお菓子をくばるおじさんに化けていた。
 
いつも通りスムーズに終電。デッドラインをここに設けるからよくないのではとも思うのだが、いかんせん自分の処理能力を完全にオーバーした仕事量であるがゆえ、しかたないのだよなあ…と。仕事のやり方を今の環境にあわせなければいけないのだけれども、残念ながらその器用さは持ち合わせていないので、結局は何かを諦めることでしか適応がかなわないという悲しさ。見えているのに諦めるというのは、諦めきれなさと分かちがたく結びついているので、心身にとても負荷のかかることだなと思う。
 
アイコンの変遷だけで見えるものがある。SNSというのは地獄なのだ。きっと。
 
 

0721(Fri)

目が覚めるとLINKIN PARKの人が亡くなっていた。僕自身は彼らの音楽を愛聴したわけではないが、それでもリアルタイムでその活躍を目に(耳に)していた人が命を絶つというのは悲しいものがある。そういえば、ロメロの死もあったよな…。残念だな。人の死にはそれぞれ距離があると思っているが、今回のそれは同級生を亡くしたときに近いものがあるような気がする。それで…闘病中の部下のことがよぎり、不謹慎だしまったくエゴだなと感じながらも改めて身の「無事」に感謝しながら水を飲む。
 
休日であったが、疲れもたまっており、寝て、起きて、Netflixを見て、何か飲んだり食べたりしては、また眠って、起きて、本を読んで、さらに眠って…のようなことを繰り返していた。勉強をするはずだったのだが、身体と頭の両方がそれを拒んでいたので、それぞれの要請に無抵抗で従った。
 
図書館から足が遠のいている。僕は住んでいる街のではなく住みたい街の図書館を使っていて、それが今の職場とは真逆の方にあるのだった。またそのうち絶対に行き始めるから別に気にはしていない。今のうちに買って放置している本たちをちゃんと読んでおこう。
 
「梅雨明け」というのは速報値で、後から修正されるのだいうことを知った今週はここまで。まごうことなき夏ですね。みなさま、くれぐれもご自愛くださいませ。