2018年1月の断片的な目次

・ 1/ 1 ロールモデル
・ 1/ 2 この朝やけを、見せたい人がいる
・ 1/ 3 顔を見に行ってみようかな
・ 1/ 4 マインドが子どもだと言えばそうなのかもしれないけれど
・ 1/ 5 いないじゃん
・ 1/ 6 この人を離すな
・ 1/ 7 泣いてしまいそうだ
・ 1/ 8 決断(去年から決断してばかりだ!)
・ 1/ 9 次はどうしようかな
・ 1/10 この人を離すな(2)
・ 1/11 大人になってしまったのだな、と
・ 1/12 花だね
・ 1/13 理解者
・ 1/14 歩かされている(あるいは歩かせるために)
・ 1/15 学生は大変だ
・ 1/16 「お話するの、とっても楽しいです」
・ 1/17 僕に任せておきな、の安売り
・ 1/18 「寂しいだなんて、どうして僕にそんなこと言うのさ」
・ 1/19 長い闘いの始まり(痛かった!)
・ 1/20 偵察(あわよくばの敗北)

2017年BEST MUSIC 40-31

40. Japanese Breakfast / Soft Sounds from Another Planet

SOFT SOUNDS FROM ANOTH

SOFT SOUNDS FROM ANOTH

 
かつて哲学の始まりが宇宙と繋がっていたように、内省を極めるとSFにたどり着くのだろうかとそんなことを考える。母の死を乗り越えて立ち直っていく様を描く喪失と修復のドキュメント。そこにただようメランコリアは、だれしもが抱く人生への諦念と「それでも」に連なる意志から放たれるものであり、だからこそ聴き手の胸を打つ。

 
 
 

39. Beck / Colors

COLORS [CD]

COLORS [CD]

   
僕が海外の音楽に触れ始めた頃というのは何の手段も持たない田舎の子供だったから、自分が何をなぜ聴いているのかもよく分からなくって、それでもここではないどこかへの憧憬だけで興奮して夢中になっていた。あの頃、音楽誌などのキュレーターを通過せずに文脈もなにもなく聴いていたことをとてもよかったと思いつつコンプレックスでもあったりする。大学生になったときに(後に浮浪者のようになって留年していくことになる)山形出身の彼が「君が好きなのはオルタナだぞ」と『Odelay』を貸してくれた(『Mellon Collie And The Infinite Sadness』もだった)のがBeckとの出会いだった。そんなことを今作を驚きとともに楽しく聴いているときに思い出したのは、今作が紛れもなくオルタナティブであるからだ。そしてそれはたとえば90年代にその言葉が意味していたこととも少し趣が異なっている。レノン=マッカートニー体制の再構築にせよ、その多層的な楽曲構成にせよ、カウンターという枠組みではなく「メイン」を喪失した時代におけるオルタナティブとして機能している。それがこれだけポップに響いてくるのだから、さすがとしか言いようがない。
 

 
 

38. Daniel Caesar / Freudian

Freudian [Explicit]

Freudian [Explicit]

 
カナダのオルタナR&Bシンガー、待望のフルレンス。14年のEPをSound Cloudで聴いて以来楽しみにしていた。期待通りのムーディな1品。Kali Uchis、Sydら客演陣との相性も抜群だった。
 

 
 

37. Chaz Bundick meets Mattson Two / Star Stuff

Star Stuff

Star Stuff

 
我らがMattson TwoのトロイモアことChaz Bundrickとのコラボ作。いつものインプロ感はいくぶん後退し、かちっとした作品に仕上がっている。歌モノ。レイ・バービーとの作品ときのような爆発力こそないが、不思議な魅力のある1作。
 

 
 

36. 欅坂46 / 真っ白なものは汚したくなる

真っ白なものは汚したくなる (TYPE-A)

真っ白なものは汚したくなる (TYPE-A)

 
繰り返される「大人」という言葉は記号でしかなく、本質的にはこの国に蔓延する同調圧力と、それによって内部から蝕まれ老朽化したシステムや慣習などを指す。「大人」が消失した現代においては、抵抗はそこへ向けられてしかるべきものである。その表現の構造がどうであれ、不寛容な時代に風穴を開けるべくキッズ(古さとステレオタイプを大いに感じさせる言葉たちは、だからこそ表面的にはシンプルな意味内容だけを持つようになり、彼らへと伝播するのだろう)を啓蒙する姿勢は閉じて行く時代とこの国においては賞賛されるべきものだろうと「サイレントマジョリティー」における平手の先導を見て思うのだった(だがかつてジャンヌ・ダルクはどうなった?)一方で彼女たちが座しているのがアイドルという大文字の物語と偶像の世界であるというのがまた問題を複雑にしている。そう、「イメージを越えた」先にあるのは、結局はありふれた物語の範疇ではないのか…?それぞれが別の方向を見ながら1つのフォーマットに収まろうとするときに生じる歪みのようなものを、彼女たちを取り巻く「大人」たちはある種の美談としてプロデュースしそのドキュメントを見せることに成功していると考え、観客もまたその仕掛けの中に知らず知らずのうちに組み込まれているが、それそのものが本来彼女たちが破壊すべき対象ともいえる。望まれたように悲鳴なんか上げない(それは行動せよ、とのメッセージだ)と自らを鼓舞し続けた結果の「自我」によって、構造と駆動のパワーバランスが多重に崩れていくなかで、見えてくるものは何だろうか。
それぞれがそれぞれのために歌い、踊ること。アイドルになりたくて動き始めた彼女たちではあるが、その先(あるいは根底)には自由を希求する想いや自らを表現したいという欲求がなかったか。このプロジェクトは、状況を誰もコントロールできなくなってからが勝負だろうと思う。その時にそれぞれがこのフォーマットを維持しながらどこへ歩き出すのか。あるいは崩壊、もしくはスポイルされてしまうのか。この「アルバム」とはいえない(これはプレイリスト、だろう。時代とは別のところで時代と同期してしまっている)マテリアルが彼女たちの革命が自身を取り巻く状況だけではなく彼女たち自身をも越えて行く、そんなブレイクスルー前夜の苦しみとして記録されるのか、それとも終わりがあらかじめ決まっていたが故の興行として記憶されるのかは、歴史が語ることである。
 
  

 

35. Syd / Fin

Fin

Fin

 
いわゆる「性愛」に対する疑義が一般的になってきたとはいえ、それは愛に対する不安と、あるいはその曖昧な名づけによって隠ぺいされてきた何かをさらに奥底へと追いやってしまうような感情と極めて近いところにあり、だから一層問題を厄介なものとしている。人を一人の人として認めること。そのことを思うとき、sydの言葉が聞こえてくる。過剰さは排され、 ただひたすらに甘くメロウでモダンな夜の音楽。ジャンルを静かに横断する様と本人の佇まい、2017年が手にしたがった多様性の1つがここにある。
 

  
 

34. Laurel Halo / Dust

Dust [帯解説・ボーナストラック収録 / 国内盤] (BRC551)

Dust [帯解説・ボーナストラック収録 / 国内盤] (BRC551)

 
1st以来のヴォーカル作品(日本語の歌唱も聞ける)だが、それよりもフリージャズ的なインプロサウンドやパーカッションの鳴りがとても魅力的。ジャンルレスで不思議なポップチューン「Moontalk」を境にした後半でどんどん内省的になっていくのがよい。
 

   
 

33. フレンズ / プチタウン

プチタウン

プチタウン


20代のためのカラフルパーティーポップ。シティが究極的には文化を指すのであれば、タウンはもっともっと個によった風景だ。そこで描かれる悲喜こもごもを躁状態の音に乗せて行く。神泉系バンド、今作も切なく楽しい。竹内電気はこれをやらなければいけなかったのかもしれないね。そして30代の憂鬱な男の恋路も「夜にダンス」「夜明けのメモリー」に続く夜の3部作「NIGHT TOWN」とナイアガラなキラーチューン「原宿午後6時」によって性懲りもなく彩られたのだった。ちなみに"この"恋の始まりは「代官山午後6時」でした。こちらからは以上です。
 

フレンズ「原宿午後6時」
 

 
  

32. DYGL / Say Goodbye to Memory Den

Say Goodbye to Memory Den

Say Goodbye to Memory Den

 
ティーンネイジャーの頃にThe Strokesが登場してくれてよかった。僕はかつてジュリアン・カサブランカスになりたがっていたし、彼らのようなギターロックを鳴らしたいとその後ギターを手にしたとかしないとか(ではなぜ20歳の僕はオアシスのカバーばかりやっていたのだ?)。The Viewの登場に刺激を受けたと語る彼らもまた、The Strokesの子どもたちだ。そのカッティングギターやリズムの展開など、シンプルに見えてそれでもこの国の予定調和なポップソングとは異なる自由さに可能性を感じたという原体験を持つこの若者たちは、憧れのアルバートハモンドJr.の指揮のもと、軽やかに自分たちの信じるかっこ良さを鳴らすことに成功している。
 

 
 

31. Ducktails / Jersey Devil

Jersey Devil

Jersey Devil

 
元Real Estateのギタリストに寄るプロジェクトの新作。そのReal Estateの新作は、彼の不在を感じさせるものだった(不祥事での解雇らしいので致し方ないところではあるのだが…)。さて、前作ではアートワークおよびラストの展開からvaporwaveの影響をかぎ取ったものだが、今作のアートワークを見る限りそれもきっと思いすごしではなかったのだろう。日本の80年代のポップスなどにも興味を持っているとのことだが、それもきっとvaporwaveの文脈からではなかったか、と思う。全編通して幽玄なトラックに人懐っこいメロディラインがのっており、キャッチーな佳作に仕上がっている。そこが彼の手腕、といったところだろうか。
 

重ねられた生活 20180113~20180119

0113(Sat)

出かける予定を考えているときだけが安らぎだ。素直に逃避だ、と思う。その先には多分何もないのに。ある種のドラッグのようなものなのかもしれない。
 
ティーンネイジャーの頃のそれはマネごとでしかなく、社会に出てすぐ君と出会ってしまったこともあり、一般的な恋の仕方がどうやら分かっていないようだ。うわ、文字にするときっついな。ええと…自分のしていることがどうにもそれとは違うところにまた足を踏み入れているような気がしてならないのだった。あるいは最初から。だからこんなことになっているのではないか。話しているうちに既視感のあるやり取りに何度も出くわす。I guess everything reminds you of something...もちろん、あの時と比べると圧倒的な穏やかさがここにはあるけれど。そのやりとりを受けては「自由と無限」のにおいをかぎ取る僕はそこに君の影を見てしまうのだった。どうみても似ても似つかない人のはずなのに、やはり結局はそういうことなのだろうかと思うと、なんともいえない気分になる。眠る間際にあなたは僕に「良き理解者」という言葉を使ったけれど、その言葉の意味を考えればやはり「つもり」は「つもり」でしかなく、同じことを繰り返す方向に足を踏み出していたのだということに嫌でも気づかされる。同時に僕が何を見ていたのかということに立ち返れば、「理解者」だなんて、そんなの当たり前だろとも思ってしまうのだった。
 
 

0114(Sun)

目が覚めて、暴力的な朝陽を浴びながら、それでもカンヅメで勉強しなければと思っていたのだけれども、あなたがくれたお菓子を咀嚼しているうちに、いや、少し遠くへ出かけようとそう決めた。耳元ではサニーデイが「あの娘がいなくなったら こんな仕事おさらばして 海の見える田舎町で自転車に乗って暮らそう」と歌っている。まったくだ、と思って少し混雑している車内で一員になりきる。
 
バイス上の地図に表示されているデータと、目の前の景色、そして肌に感じる情報とをリンクさせていく。どうせ思った通りにはいかないし、今日得たもののうちほとんどはまた長らく引出しにしまわれることになるだろう。だが、それも含めて楽しい作業だとは思う。同じものを見てもそれぞれが見ているものが違ってしまうことから逃れられないなら、その出発点となる「体験」だけでも共有できないか、そういう試み・企てのことを、考えている。
 
選択肢があるというのはすごいことだと改めて噛みしめながら駅から駅、路線から路線へと移動を繰り返す。駅やエリアによって「すみわけ」がなされていることの面白さを思う。都市と文化。学生時代を過ごした街は、考えてみれば駅を移動しようがなんだろうがそこを構成する人的要素に大きな偏りがなかったように感じる。同じような老若男女が、どこにでもいた。豊かさの尺度をどう考えるかという話にもなるだろうか。
 
 

0115(Mon)

労働。そして勉強。
 
 

0116(Tue)

人のことを強く思えば思うほど嫌いな人が増えていくし、嫌いな人が増えるたびに自分の嫌いなところも増えていく。ああいやだいやだと部屋に帰って『マンハント』の最終話を見る。カジンスキーのやっていることは当然罰せられるべきことではあるのだけれども、実話に基づいたものとはいえ、物語として造形されたであろうそのキャラクターには思うところがあるなと感じてしまった。ポール・ベタニーの演技がとても良かったのもあるだろう。
 
あなたに話したいことがたくさんあったけれど、そういうわけにもいかない事情が今日のそこにはあった。さかのぼること数十分前には、僕は罪悪感で消えてしまいたくなっていて、またその気持ちを本来抱かなければいけない人たちが抱いていないという事実の前に、静かにでも確かに憤慨していた。うまくいかない日というのはこういうものだ。
 
  

0117(Wed)

気遣いは、本来最も大切にしなければいけない自分をないがしろにする行為につながるから(そしてそのことや自分の優しさが年をとるのだということを身をもって知ったからこそ)、そういうのはいけないよという言葉を出しそうになりつつも飲み込んだ。結局それは響きのいい言葉ではあるけれど、その実、自分の何かを相手に背負わせようとするいつもの悪癖でしかないと思ったからだ。ましてや今回はちゃんと正規のあるいは少なくとも以前よりは普通よりの手続きでもって正式な返答をもらっているのだから、相手が設定した距離感の中で振る舞うのがルールのはずだ。そこから逸脱しないようにしなければならない。
 
僕の中では大事な人にしかしないようなことをあなたが僕にむかってする。それは価値観の違いなだけであって、あなたになって世界を観たら、全然違う意味がそこにはあるのだ。そういうこと、頭では分かっているはずなのに、感情がそれを邪魔するのであれば、それぞれの出処はやはり異なっているのだろうか。
僕の中では大事な人にしか言わないようなことを、あなたがぽろりぽろりと僕に向かって言う。そういうことは大切な人のためにとっておくんだよ、と諭す僕に少し不満そうにえーと笑う顔。言葉で生きたかったけれどその才能もなかったし努力もしなかった僕は、醜くも言葉の中で生きるようになってしまっている。何を言うかなんて、ほとんど問題じゃないはずなのに。夢を見させてもらっているとでも考えようか。かろうじて生きていくためにも。
 
 

0118(Thu)

労働に次ぐ労働。

 

0119(Fri)

受け答えをしながら、プロの技というか、「接客」てこういうことだよなあというのを感じていた。どこかに不安を抱きながらこの場にいるということをよく理解している動きだと思った。翻って、ふだんの僕はうまくやれているのだろうか。そして同時に、いま僕と話しているこの人たちにも人生があり、生活があり、家族があり、大事な人がいるのだということを思うと、この人をひとりの人間として大事にしなければ、という大仰な気持ちがわいてくる。客の立場いにいるときは客を演じてきた人生だから、何も考えずに客をするということはもう無理なのかもしれない。

病院に行って、相談をして、完治するまではだいぶかかる説明を受け、意を決して治療に臨む。痛みを伴うそれと、これから定期的に付き合っていく必要がある。僕にはやりたいことがあって、そのためには今後の人生の時間を少しでも長くする必要があるわけで、そのためには正しい判断だったのだと思いたい。ドカッとした支払いをカードでするたびに「大人になったのだなあ」と思う癖が抜けなくて、それはまだ自分が子どもであることの証であるように思える。

街に出て、今度のことについての下見を重ねて、どうにもこうにも決め手を欠くなと感じていた。決め手、というのは「これで喜んでもらおう」というポイントのことで、それがとにかくぼんやりしているというか…。その辺のピントが合わないと出かける意味ないじゃんと思うから、結構悩んでいる。僕は何だって楽しめるけど、相手の時間をもらっているということを忘れてはいけない。友人だと割り切るにはもう少し時間がほしい。でもこんな逢瀬を重ねていたら、どんどんそれが遠のいて行くような気もしてくる。

年間ベストの更新をはじめた。65枚だと切りが悪いので結局60枚にした。今週はここまで。
 

2017年BEST MUSIC 50-41

50. The National / Sleep Well Beast

SLEEP WELL BEAST [CD]

SLEEP WELL BEAST [CD]

 
この諦念である。「誰も悪くない」は本当にそうなのだろう。誰もがそれぞれの信念を胸に生きていて、それゆえに断絶していく。そんな時代にこの逆説の音楽はさびしく、その一方で力強く鳴っている。もうずっと元気のない大文字のロックにおいてずっと地に足がついていてかっこいいよ。

 

 

49. Waxahatchee / Out In The Storm

OUT IN THE STORM

OUT IN THE STORM

   
Iを歌うことが世代を代表するWeになっていく。そのことを体現した前作から2年、Kurt Vileらの作品を手掛けるJohn Agnelloを迎えての新作ではよりスケールアップした彼女の歌声を聴くことができる。サウンドはよりオルタナに、でも紡がれる言葉がフォーカスしている感情は普遍そのものである。ある意味ではこれまでのキャリアの総括といった趣のリリカルさではあるが、その逞しさと同時にクレバーなところが見え隠れする、好盤である。
 

 
 

48. Songhoy Blues / Résistance

Resistance

Resistance

 
マリのソンゴイ族の4人組が鳴らすアフリカンブルーズ。トーキョーの僕らもマリのナイトライフ賛歌で踊ろう!
 

 
 

47. Land Of Talk / Life After Youth

LIFE AFTER YOUTH

LIFE AFTER YOUTH

 
前作より実に7年ぶりの3rd。シンセやプログラムループから組み立てられた楽曲のおかげでギターの鳴りがこれまでと比べて空間的に。それがニーナ・パーションへ接近したあの頃と全く変わらない声色とよくマッチしている。制作には、感動的な『Are we there』に続く新作が待たれるSharon van ettenも参加している。納得の仕上がりである。
 

 
 

46. Jay Som / Everybody Works

Everybody Works

Everybody Works

 
オークランドの女の子、22歳。歌モノSSWではあるのだけれども、90年代のUSオルタナで鳴っていたサウンドの懐は深い。ヨラテンゴが聴こえる…!。
 


 

45. Mura Masa / Mura Masa

Mura Masa

Mura Masa

 
UKの新人が豪華客演陣と奏でる瑞々しいポップサーカス。僕らのチャーリーXCXとの「1 Night」、A$AP Rocky「Love$ick」など名刀のごとき切れ味。
 

  
 

44. Courtney Barnett & Kurt Vile / Lotta Sea Lice

LOTTA SEA LICE [CD]

LOTTA SEA LICE [CD]

 
前作でかきならしたオルタナ世代へのブルーズで、一躍スターダムへと駆け上がったCourtney BarnettとカルトヒーローKurt Vileのコラボ作。この組み合わせから想像できる音と全く相違がなくて笑ってしまった。よいUSインディーミュージック。晴れた日のドライヴにも。
 

   
 

43. Big Thief / Capacity

CAPACITY

CAPACITY


Adrianne Lenker率いるブルックリンのフォークバンドの2枚目。オーセンティックなサウンドとうすくリヴァーヴのかかったヴォーカル。派手さはないが、ミニマルな展開の途中にこぼれおちる感情がよい。
   

 
  

42. Phoebe Bridgers / Stranger In The Alps

Stranger in the Alps

Stranger in the Alps

 
LAのSSWの1st。Ryan Adamsの目に留まるだけあって、シンプルに良かった。ジャケもステキ。
 

 
 

41. Moonchild / Voyager

Voyager

Voyager

 
ネオソウルの注目株。そのらしさをリズムから感じ取れる部分もあるけれど、 ここ数年のブラックミュージックの隆盛においてリズムやビートに身体を揺らされていた僕も、ひたすらなこのメロウさに身を委ねてしまう。ヴォーカルも1つの音として組み込んだかのようなサウンドテクスチャーが心地よく、面白い。