2017-05-01から1ヶ月間の記事一覧
▼朝から晩までクタクタである。ゆえ、色恋沙汰に身を投じている若い小田急線ユーザーに対する「念」が我ながらひどい。どうひどいかというと、それが結局は自己に向かう点である。めくるめく自意識で人は死に至ることもあるのではないかと思えるほどだ。帰り…
▼職場の最寄り駅前の大通りを風に吹かれながら歩いていく。耳元で角舘健悟が「ああ こんなはずじゃなかったのさ / 僕は騙されてなんかいやしない / 見違えるほど時は満ちてく」なんて歌っているもんだから、どうしようもなくなってしまって思わず立ち止まる…
どうにも日記が観念的すぎると言うか精神世界すぎるというか。過ぎるというほどではないけれど、それでもほら、死後研究してほしいみたいな欲求があるから(あるの?)どうしてもそういう記述になるわけだけれども、僕だって「生活」をしているわけで、そう…
▼もう何ヶ月も連続でこの駅の風景はいつだって暴力的な朝の陽光と酩酊の香りに彩られてばかりだなと思いながら電車の到着を待つ。向かいのホームには都心へと向かう会社勤めの人たちがたくさんいてお疲れ様なのだった。僕が吸い込まれていく下りの車両はガラ…
▼ここで人が死んでから24時間も経っていないことが嘘のように人間たちがいつものように動いていた。考えてみれば東京なんてそんな場面ばかりなわけで、別段そのことで感傷的になったりするわけではないのだけれども、交わらないのだなということをしきりに思…
▼そして誰もいなくなってから、大森が「子供じゃないもん17」で教師に(あるいは恋に)恋する十代に扮しながら「傷ついてよ…」と言っていた意味がすとんと腑に落ちたのだった。「傷つけたい」という欲求と「傷ついてよ」という吐露の間には何光年もの距離が…
▼連休の間に短歌を詠んだときに、ああ、と思って今までの自分の短歌を並べてみたら見事に「説明」だらけで笑ってしまった。何かの行間を補う31音。技術的なところについては、少し前にいろいろ本を読んだりテレビ番組を楽しく観たりしたことを思い出す。ぜん…
▼新しい生活費稼ぎの場が思っていた以上にハードモードで白目剥いてる。今までの当たり前が当たり前ではないのだろうなとは思っていたのだが、そんな生易しいものではなくて、ここに横たわっている当たり前が受け入れられないものばかりでホントぶっこわして…
▼新幹線の車窓から地方都市の夜の風景を見る。明かりがついているビルはもとより、寝静まって明かりの落ちた家々も、すべて営みだなと感じる。その途方もなさに気の遠くなるような思いと甘美な憂鬱さがやってきて、最終的には愛おしさを覚える。旅の何よりも…
▼ wowee-zowee.hatenablog.com この行間と続きを少しだけ書こうと思う。あの娘の「せかい」が転がり込んできたあの夜には実はいちゃいけない人もそこにいて、おそらくそのせいで事態はほんの少し複雑になってしまったのだろうということを、約束があっさりと…