2014-01-01から1年間の記事一覧

2014年9月17日の断片日記

▼「お帰り。」「…どうして、お帰りなの?」 ▼君とはめっきり言葉を交わさなくなった気がする。夏の入口には僕らは遊び疲れていたはずなのに…。昔からそうだが、別れたり戻ったり、仲違いをしたり修復したり、とにかくそういうことをしながら、僕は(おもに独…

2014年8月26日の断片日記

▼毎日毎日疲れるために疲れから回復するのはとてもバカみたいなのでやめた方がいいと思った。 ▼僕の最後の日々に、君は何を思うか。君は僕に理由をくれるが、君自身を僕は説明することができない。わたしのせかいにおける君は君自身ではない。君自身にたどり…

2014年8月15日の断片日記

▼執着から解き放たれなければならない。それを可能にするための最も確実な方法は、執着している対象を視界から消してしまうことだ。対象は、僕を掴んではいない。僕が、それを抱こうともがいているだけなのだから。 ▼見知らぬ人の生き方に触れる。彼らを素晴…

2014年8月7日の断片日記

▼絵画の知識はさっぱりだが、それでも好きな絵というのはいくつかある。最近はターナーの『雨、蒸気、速度-グレート・ウェスタン鉄道』を気に入って毎日見ている。僕が僕を他と区別しているときに目に見えているものはフィジカルコントロールがきいている範…

2014年8月4日の断片日記

▼夏というだけで、自らの世界に疑義をつきつけるには十分すぎる気がする。 ▼君に何をされても、君に何を言われても君のことを嫌いにならないのではないかと思いいたる背景に、君の中に自分を見るからという恐ろしい可能性をみる。もともと実在するのかどうか…

2014年6月2日の断片日記

▼死の場に赴いたからかもしれないが、身の回りの亡くなってしまった人のことを考えることが多い。十数年前に亡くなったお向かいに住んでいた気のいいおじさんは、僕が野球をしている姿に目を細めてくれた。お酒の好きな人で、最期は確かそのお酒のせいだった…

2014年3月4日の日記

近代能楽集 (新潮文庫)作者: 三島由紀夫出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1968/03/27メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 35回この商品を含むブログ (73件) を見るむつかしいことは分からない。抜き差しならなくなった人々の話が好きなのは、情念のみで生きる…

2014年3月1日の日記

理性の限界――不可能性・不確定性・不完全性 (講談社現代新書)作者: 高橋昌一郎出版社/メーカー: 講談社発売日: 2008/06/17メディア: 新書購入: 56人 クリック: 299回この商品を含むブログ (179件) を見る真に民主的な意思決定も、あるいは理性的な選択も存在…

2014年1月16日の日記

先日夜中に部屋に戻ると、月に囚われた男を放映していたので酒を飲みながらぼんやりと見ていた。映画『月に囚われた男』予告編 - YouTube僕は僕の人生を収奪されたとも、何かを搾取されているとも別に思っていない。薄給激務の類ではあろうかと思っているが…