2017年4月13日の断片日記

▼お別れの日に急かされて、いったい僕は何をしているの?とぼくが語りかけてくる。それでも少し思案した後に「したいことをするのは別に悪いことじゃないって気づいたわけだし」などと考えて結局動き出していく。本当にしたいことを見極めることについては慎重にあるべきだけれども、軽いステップで幸せになる練習をしておかないといちばん大切な誰かを幸せにはできないのだから。身体が資本、そして「わたしのせかい」がすべての源泉。瞬間が美しいなら、その集積は?
 
 
▼甘やかされたいなあと笑うあの娘に何事かを返しながら、肯定されていることはとても大事なことなのだなと思う。役割ではなくて、それを着ている生身の人間への敬意。尊厳へのオブセッションは何度も書いた。自分自身で尊厳と誇りを作らないとねというのは今でもそう思うのだけれども、いつぞやのもそうで他者から敬意を受け取ることにはまた別な意味がある。きっとそういうことを繰り返していくうちに、僕は役割以外の部分で他人を信用して敬意を表明することができるようになるのかもしれない。そのことが何となく分かってきただけでも、大きく前に進んだ感がある。
 
 
▼みんなが同じ動きをしているようなライヴが苦手で、それぞれが自由に身体を揺らしているようなのが好きだ。子どものむちゃくちゃな動きとか、ああいうものへの憧憬もある。
 

DYGL “I'M WAITING FOR YOU”
Albert Hammond, Jrのプロデュースによるフルも楽しみなDYGLのこのライヴ映像がとても好み。みんな思い思いだ。そして聴きながら、あるいは聴き終えた後に誰かの顔を見たくなる音楽と言うのはロマンティックで良い。