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2017年1月5日の断片日記

▼以前はそんなことあまり思わなかったのだけれども(それはなんて幸せなことなんだろう!)、なんか最近は職場にいる時間をなるべく短くしたい欲求がある。そんなわけで部屋を出るのも遅刻ぎりぎりの時間なのだが、フィジカルによれば、遠回りにもいろいろあって、いちばん歩きたいルートはもっと遠いところらしいのだった。でもそこを通っていくためには少なくとももうあと2本分くらい前の電車に乗る必要があってそこは話し合いだね、せめぎあいだね、などと思う。
 
 
▼上機嫌に過ごそうとするものの、(それは仕方がないこととはいえ)大きな悲しみが空洞の中を行ったり来たりしていてむつかしい。別に不機嫌だというわけではないのだけれども、ぼんやりとした感情がゆらゆらと視界を覆って見ようとすることを邪魔してしまうイメージがある。そうなると、言葉も視線も宙に投げだすしかなくなる。哀しみは飼いならしているつもり。でも、ちゃんとした悲しみ方を知らないのだと思う。怒り方を知らないのと同じように。それはちょうど、『号泣する準備はできていた』の登場人物たちが号泣する準備ができていたが故に泣けなかったのと同じことなのだと思う。なんて、何のなぐさめにもならないのだけれども。
 
 
▼それでも、いろんなものが僕のことを少しずつ許そうとしている気が、何となくしている。そうでなければ、部屋に戻って、ためいきとともに飲み干したおみそしるが美味しかったのが今日のハイライトだなんて、そんなことはあるはずがないのだ。