2017年3月4日の断片日記

▼汚れてもいいやと選ばれた服たちのことを、脱ぐときになってやっと少し考えて、かわいそうなことをしたかなと後ろめたさがやってくる。本当は汚しても、汚れてもいい服なんてないはずなのにね。
 
 
▼「えいや」を詰め込んだ1日。いざ「えいや」のそのときが来ると「えいや」を決めたときの自分を呪いたくなったりもするのだけれども、結果的にはありがたい気持ちになることが多いので、やはり僕にはもっと「えいや」が必要なのだろうと思う。
 
 
▼友人と食事をしながら、人生の話を聞く。他人の人生の話を聞くのが大好きだと改めて思う。もっとみんなに、自分がこれまでどう生きてきて、どう生きているのかを話してほしいし、聞かせてほしい。
 
 
▼明日、部屋の片づけを進めたらかけた願の全てを解こうと考えている。幸福で残酷だった罪深きこの2カ月が一緒に霧散してしまわぬよう、慎重に。